二人は一枝を忽ち押さえつけて、風呂敷包みから荒縄を取り出して手首を縛り上げた。
武松は立って、部屋の隅で何か覗き込んでいるようだったが、暗がりになっていて一枝からは何をしているのか分からなかった。

一枝にとって、荒縄は初めてだった。
擦れたところで肌が悲鳴を上げる。
押さえ付けられ帯を解かれる。

嫌がって声を上げると、女がこれでふさいだらと男に手拭いを渡す。
猿轡をされ、着物を脱がされ、腰紐を解かれて肌襦袢だけにされた。
「いい身体してるじゃないか」
武松が立って来て、胸をはだけた。

荒縄で後ろ手に縛り直して、胸にも荒縄を掛けた。
擦れた肌が赤くなり、武松の掴んだ乳首が膨らんでくる。
「本当だ、さおり、お前の親指くらいあるぜ」
「やだー、私の指はもっと可愛らしいんだから」
さおりが、そう言うと、男たちはどっと笑った。

笑いながら、武松が裾をまくり始めると、そのざわめきは、すっと消え、視線が裾の奥に集まってきた。

「おお、こっちの方が、でかいんじゃねえか?俺の親指くらいか・・・?」
一枝は、腰をひねって懸命に隠そうとしたが、男の手に足首を押さえられ上手くいかなかった。
「ほら、並べてみてよ」
さおりが武松を煽り立てる

武松が親指の爪を一枝のクリの横に並べた。
恥毛に半分隠れたクリが、下を向いて尖り出ていた。

「なんだ、一枝さんの方が、小さいじゃない」
さおりが、はしゃぎたてる。

「こうすれば、まだ大きくなるさ」
武松が、指で、尖り出ているクリを摘まむ。

「あぁー」

「まだまだ」
さおりが囃す。


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「じゃあ、俺が」
武松に代わって、男が舌なめずりしながら、一枝の股に近寄ってきた。
大柄な40代くらいの男で、ごつい手をしている。

「いやー」
一枝は懸命に身体をひねったが、もう一人の男に押さえられ、僅かしか動かなかった。

膝をついた方の男は、いやらしく舌を出しながら、一枝のクリに舌先を寄せて来る。

舌先が突いた。
ねちょっと、押してくる。

汚らわしいと思いながら、クリへの感触と男のひげがチクリとするのを感じて、一枝は、じゅわっと濡れ、クリがぷくッと膨れるのが分かった。
自分の身体が忌まわしかった。
昔を忘れていないこの身体。

「どうだい?」
男が顔を離して、自慢気に皆を見回す。

「んー、まだまだ」
「じゃあ、これでどうだ」
男が再び、顔を寄せて来る。

ちゅぱ、ちゅぱ。

口で一枝のクリを吸い込んでいる。
吸い込まれる度に一枝の膣奥に汁が湧く気がする。
溢れ出ないように膣に力を入れると、余計クリが膨らむ気がするし、汁も押し出してしまう気がする。
かといって、力を緩めたら、たちまち逝ってしまいそうで、力みを抜けなかった。

「あぁ〜、もう、やめて、ください」

「どうだ、どうだ?」
男が顔を離し、自分の親指をクリに重ねる。
男の顔には、一枝の淫汁と共に恥毛が一本へばりついていた。

「まだ、まだ」

「なんだよー、じゃあこれで」
一枝のクリを摘まんで、ぎゅーっと下に引っ張った。
「あっ、あぁ〜」

「なんだ、逝っちゃったんじゃないの?」
と、さおりが、つまらなさそうに口を尖らせた。

「じゃあ、今度は」
武松が、にやりとして、言った。

「おい、その恥毛邪魔だろう。剃ってやれ」
「わたし、剃刀持ってくる」
さおりが喜び勇んで立って行った。

「お前ら、そこに寝かせて動けないように縛り付けるんだ」
二人が用意してあった青竹に一枝を括り付けている間、武松は再び立って何かしに行ったが、一枝はそれどころではなかった。

「持ってきたー」
さおりが嬉しそうに、お湯を少し張った洗面器と、シェービングクリームとハサミと剃刀を手拭いに載せて差し出した。

「よし、誰がやる?」
「俺にやらせてくれ」
さっきまで押さえる役しかしていなかった男が、声を上げた。
大きな体の割に優しそうな声で、一枝も意外そうに見てしまった。
まだ少年の面影も残る若い男だった。

「お前、やったこと有んのかよー?」
年かさが訊く。

「ないから、やりてーんだよ」
皆が笑った。

一枝の腰の下にタオルを敷いて、洗面器の湯に手を浸して濡れた手で一枝の恥毛を撫でる。
クリにも指が触れた。
シェービングクリームを手に取った。

「ちがうよ」
さおりが割って入ってきた。
「まずハサミで短くすんの!」

チョキチョキと手早く濡れた恥毛を摘まんで1cmほどの短さに刈り込まれていく。

ハサミが終わって、若い男が、シェービングクリームを広げ始めた。
冷たさが、一枝に冷静さを取り戻させ、指の動きに意識が向かう。